どもです、水野です。(5000文字超えてます。。)
自分で記事を書く
↓
ある程度収益がでてくる
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その次の一手と言ったら?
多くの方が外注さんに仕事を依頼してサイトを拡大していこう!という流れだと思います。1サイトで売上がでてくると次々と良いアイデアがでてきますもんね。今回は記事の外注化の話をしていきます。
※外注さん=プロor素人の方に仕事を依頼することを指します。
外注化したいけど外注さんはどこにいるの?
一昔前までは@SOHOというところに多くの外注さんが集まっていました。
今もいるとは思いますが、現在はクラウドワークス・ランサーズの認知度が高まり、フリーランスの記事ライターさんの多くはクラウド系に移行していっています。
個人的には昔のような@SOHO上の簡易メールでやりとりをし、その後は双方でやりとりをする方がクラウド系よりも長続きする場合が多かったのでよかったなぁと。
ただ、クラウド系のいいところは、すぐ依頼先が見つかるところです。クラウドワークスに仕事を依頼して、金額が適正であれば、すぐに「仕事をしたい!」という方がきてくれます。これは@SOHO時代と比べると革命的な出来事です。
すぐに書き手が見つかる嬉しい半面、「記事の質が悪い」という話も頻繁にききますがそれって本当?
外注さんの記事レベルが低いっていうのは本当か?
外注さんに仕事を依頼すると斜め上のへんてこりんな記事が納品されてきたり、コピペをしてきたり、本当に仕事としての認識があるの!?と驚いてしまうことも多々あります。
コピペは著作権違反なので当然NGですので、その外注さんのモラルが低すぎることが原因ですが、記事の質に関しては依頼者側の資料があまりにも適当な場合が多いのではないかと感じています。
過去の自分が実際にそうだったので言えるんですが汗
僕自身、クラウド系を使い始めたのがまだ1年半前ぐらいだったと思います。その当時、すでにアフィリエイターの方の依頼は多数ありましたが、それでも仕事をしてくれる人は大勢いました。
ですので、そのときの僕は「とりあえず記事を書いてもらおう」という判断をしたわけです。自分がもし「とりあえずやってみて」と方向性も示されずに言われた場合、無難な書き方になってしまうし、当たり障りのない記事の質って微妙なわけです。
そして僕はその記事をみて、「これはダメ。修正して」とお願いするわけです。この時点で相当嫌なクライアントですよね。。実際に当時はしていたのでディスられても仕方ありません。
ただ、こんな適当な依頼にもちゃんとついてきてくれる方はいました。その方にはいくつものメッセージのやりとりで、どんどん方向性が伝わっていき、その結果、良い記事が納品されるようになっていったわけです。
つまり最初からこちらの意図をしっかりと伝えれていれば、いい記事が最初から手に入ったわけです。この時、「もっとまともな資料を作らねば!」と思い作り始めました。
@SOHO時代の方にはちゃんとした資料を作ったり電話をしたりしていたのですが、なぜかクラウド系では適当になっていたんです。仕事の依頼する側をする側もクラウド系だと匿名性が高く、なぜか適当になってしまう傾向にあると思うんです。これって僕だけ!?
言い訳はとりあえず置いといて…。その資料の結果、クラウド系でもいい記事はちゃんとあがってくるようになりました。今回はその当時のちょっと古いですが、資料を公開できればと思います。
水野が外注さんに作った資料を公開
その当時、資料としてGoogleドキュメントで文章の資料と動画の資料を合わせて8個ほど作りました。今回はその中の一部を公開いたします。
これぐらいの依頼資料を他の人は作っているんだという感覚で見て頂けると幸いです。
タグ装飾の方法を書いたテキスト資料
下記が文章を書く外注さん用のタグ装飾資料となります。僕が当時作った資料なので見栄え悪いのですが、許してね><
外注ライターさんがタグの装飾もするんだ!と思った方もいるかと思います。僕は基本的には全部やってもらうスタイルです。というのも重要な部分、記事の見え方などは装飾まで考えて書いてもらわないと、こちらで再度修正する範囲があまりにも広くなりすぎるからです。
後はタグを理解してくれるとスマホ・PCでの見え方も意識してもらえますし、理解力が高いライターさんは筋の通った記事を書いてもらえる確率が高いからです。その分、単価は高めです。
記事の改行ルールを伝える音声ありの動画資料
下記動画は記事の改行を説明した資料になります。こちらも音声・資料共に僕が作ったので諸々しょぼいのですが、よければみてやってください。※5分弱です。
例えば、文章を「です・ます調」「である調」にしてほしいなどの要望はライターさんも多くのクライアントから言われていると思うのですぐに理解して対応してくれますが、改行の仕方はなかなか伝わりません。
そして、改行の仕方を文章だけで伝えようとしても、ニュアンスが非常に伝わりずらいですし、事例などを出していると、結構なページ数になるため、外注ライターさんも面倒になり、資料を見ない場合も出てきてしまいます。
実際、自分が逆の立場だったとしても、何ページにも及ぶ改行のルール資料は適当に読んでしまうと思うからです。
「ライターの仕事は文章を書くことであって、改行はその作った文章に適したものがベストでしょ!」って思うからです。確かにその気持ちはわかるのですが、スマホで見た場合、改行が少ないとすごく読みづらい文章になってしまうんですよね。。
その気持ちを考慮し、ぼーっと見ていてもわかるように動画資料にしたわけです。
音声ありの動画資料の作り方
Googleドキュメントの資料に関してはGoogleアカウントがあればワード感覚で誰でも作れるので割愛します。ここでは動画資料の作り方を書きますね。
今回の動画資料には無料でも使えるBandicamというビデオキャプチャーソフトを使いました。ネトゲーしてる人がこのソフトを使ってプレイ動画を録画して、youtubeにアップっていうのを何度か見かけたので簡単なのかな?と思い使ってみました。
実際、めちゃくちゃ簡単に動画資料が作れました。
こちら無料版だと動画が10分しか作れなかったり、GOMプレイヤーのロゴが入るのでそういうのが嫌な人は有料版に入ればいいかと思います。
確か4000円ぐらいだったかと。僕はロゴを入れたくなかったので有料にしました。資料作りベースで考えると、10分以上の動画を作成することってあまりないかな?と思います。
そしてもう1つ。
動画資料でマウスが黄色のポインターになってたと思いますが、こちらのソフトもめちゃくちゃ簡単な上、資料がプロっぽくなるのでオススメです。それではまず使い方をどぞ。
Bandicamの使い方
まずは、Bandicamの公式ページ(本体サイトはGOMプレイヤーです)で無料版をダウンロード。
Bandicamの公式ページ(http://www.gomplayer.jp/bandicam/)
そしてソフトを立ち上げると下記が立ち上がります。
①これを押すと枠がでてきます。その枠内にあるものは全て録画されます。僕の場合はパワーポイントをこの枠内に当てはめて動画を作りました。
②ビデオを押すと、各種設定がでてきます。いじる必要がでてくるのが④と⑤ぐらいです。
③これを押すと動画録画開始になります。①で押した際にでてくる枠の右上にあるRECを押しても動画撮影出来たと思います。
④この詳細を押すと新たなページがでてきます。ただ、特にいじらなくても大丈夫だったような…ちなみに僕は「音声をキャプチャーする」っていう項目にチェックをいれています。
⑤ここは動画の質を設定する部分です。僕は画像のような設定にしています。この設定で上記の動画ぐらいの画質にはなります。
※音声入れたい場合にはヘッドホンにマイクが付いたものを買えばOKです。1000円ぐらいでどこにでも売っています。スカイプとかで使うようなものでOKです。
見やすいマウスポインターKokomiteの使い方
下記のベクターのページでダウンロード。無料です。
ポインターソフトDLページ(vector.co.jp/soft/winnt/amuse/se476302.html)
使い方は説明する必要もないほど簡単です。「OK」ってボタン押せばすぐにポインターが黄色になりますし、別の色がいい人は設定で様々な変更が可能です。
2つのツールを使って見た感想
どちらの資料も簡単に作れてしまいます。動画撮影も多少話すことを間違えたり、噛んだとしても、気にせずに話を進めてyoutubeやGoogleドライブにアップしてしまえばOKなわけです。
資料作成時間は動画資料だと1本1時間半ぐらい、テキスト資料だと30分弱ぐらいでできました。ビジュアルをもっと工夫したり、色々試行錯誤しだすと1資料にかかる作成時間はもう少し増えますがたいしたことない。
記事外注化への成功の早道は資料作成にあり
外注ライターさんへ仕事を依頼するときには、必ずその時のMAXスキルで資料作成をしましょう。そしてその資料を作成する場合には細かく区切って資料を作るのがベストです。
例えば
- 作るサイトのコンセプト
- そのサイト・記事の読者像
- キーワードの選び方
- タイトルの付け方
- 文章の改行の仕方
- タグの付け方
- 見出しの書き方
などなど、適当に思いつくものを上記に書いて見ましたが、人によってはさらにいるもの、不要なものなどがでてくるかと思います。これを1つずつ資料にしていきます。
資料化する場合、テキストがいいのか、動画がいいのかをちゃんと見極めたほうがいいです。外注さんが、資料をコピペする必要がある(タグなど)場合にはテキスト形式がベストだと思いますし、ニュアンスを伝えたい場合には動画がいいかと思います。
ちなみに下記のような外注ライターさんからもらった質問をどんどんまとめるドキュメントを作ると後から入ってきた人にもすぐに共有できるので便利です。
今後の外注化の見通し
これはあくまでも個人的な見解になりますが、今年に入ってクラウド系の仕事が激増し、以前のようになかなか人が見つからず、その結果、単価を上げなければいけない状況は加速するでしょう。
これはコンテンツ作成が簡単なキュレーション系の仕事も入ってきたからかなと感じています。そしてどんどん外注さんもどんどん割のいい仕事に移っていきますし、クラウド系では育てていくというスタイルがすでに崩壊していると思います。
だからこそ、チャンスがあると踏んでいます。
ちゃんとした資料を力量のある外注さんに読んでもらい、こちらの意図を十分に把握していただき、ロケットスタート的に良質な記事を書いてもらわないといけない状況になっています。
「外注化は資金力がものを言う」とは言いますが、それ以前に資料作成力が一番大事だと個人的には思います。その次に管理能力ですね。
一人で記事を書いていると「自分が何人もいればいいのに・・・」って思いませんか?
これを実現するために、まずは全力で努力した資料を作り外注さんにお願いすることがベストです。これはブログ型で書いている人でも可能です。
ブログ型のサイトはネタが枯渇しがちなので、「タイトル案やネタをタスク形式などで出してもらえばいいのに」と個人的には思います。
外注さんへ感謝の気持ちをしっかり伝えよう
自分は常に外注ライターさんには感謝をしています。コピペする人は別ですが。メールのやりとりの際には
「いつも助かっております。」
「本当に感謝しております。」
というように感謝の気持ちをメールだからこそしっかりと書くようにしています。
ダメな記事を書いてしまうのは自分の資料をバージョンアップできるきっかけだと思っています。その資料のわかりずらい所をライターさんに直接電話か会うかして聞いて、資料を改善していくと必然的に他のライターさんの記事クオリティーもあがっていきます。
単価・内容が同じ仕事があった場合、人は感謝される仕事を選ぶと思います。
なので単価は自分の中でがんばれるだけがんばって、そして納品されてくる仕事に常に感謝して対応していくと良い人間関係が外注さんと築けます。
僕は特にお世話になっている外注さんには夏と冬に食べ物とかアイスクリームとか1万円分ぐらいの贈り物をしています。
- 贈り物
- 良い資料作り
- 感謝の気持ちを伝える
この3つのポイント抑えておくことは、かなり効果的だと思いますので、これから外注さんにお願いしようと考えている方、すでに外注化している方も何か試せる部分があればぜひ試してみてくださいね^^
追伸:メールで気持ちを伝える場合には過剰なぐらいがベストだと個人的には思っています。