どもです、水野です。(今回の記事7000文字超えています、長いです。。)
ホワイトハットだ、コンテンツSEOだ、などコンテンツの話を頻繁に聞くことが多くなってきました。
その時に言われる「コンテンツの質」についてあまり語られていないので、今回は自分がコンテンツの質についてどう考えているのかをネタにしました。
最近良く見かけるコンテンツの話
ここで話す「コンテンツ=記事」という認識でいて頂けると幸いです。
例えば、リンクゼロ、ドメインを取得した時期も同じ、サーバも同じ、何もかも同じという状況の中でも必ずAとBという記事があればgoogleは優劣をつけます。
順位をつけるなという今の教育の流れとは裏腹に検索エンジンの世界では常に順位との戦いになります。ってまぁ社会人になれば全て順位との戦いですが。
すいません、話が逸れました。全て同じ条件でコンテンツだけが違う場合、コンテンツの内容でGoogleは評価するわけです。
Googleが考えるコンテンツの質とは何?
それを踏まえ、Googleが考えるコンテンツの質について下記に引用しましたが、当然といえば当然の回答となっています。
他のサイトより価値が高くて役立つ: 犬のトレーニング方法を紹介する場合は、犬のトレーニングに関するウェブ上の他の記事よりも高い価値を提供したり、異なる視点から書かれた記事を掲載したりします。
信頼性がある: 独自の調査、引用、リンク、レビュー、証言などを通じて、サイトの信頼性を示します。著者の経歴や実際の顧客からの証言などを掲載すれば、サイトの信頼性や評価を高めるのに役立ちます。
高品質: サイトのコンテンツはユニークで、個別で、質の高いものでなければなりません。大量生産されたコンテンツや、他の多数のサイトに委託したコンテンツは望ましくありません。コンテンツは、検索エンジンで上位に掲載されるためではなく、優れたユーザー エクスペリエンスの提供に主眼を置いて作成してください。
要約すると
- よくあるテーマを書くなら詳しく掘り下げて書いてね!
- その情報の信ぴょう性は確かなのかソースを出してね!
- 誤字脱字とか無いように自分で書くかまともな書き手に頼んでね!
っていう感じだと僕は認識しています。いやいや、そこは認識違うだろ!お前頭大丈夫かよ、というツッコミは常に募集中です。
Googleの言いたいことはごもっともだと思います。
例えば育毛剤のサイトで「ハゲる仕組み」についての記事を作るとしたら日本を通り越して世界中で一番「育毛」に詳しい研究者や大学教授(できれば本も論文も出している人)に記事の依頼ができれば最強なコンテンツとなるわけです。
そんな記事なら当然、僕が書くよりもGoogleもユーザーもイイ記事だね!って評価する確率は高くなるのは言うまでもありません。
でもこれって現実的ではないんですよね。そんなコネクションもお金も無いわけですから。もちろん目指すべきだとは思いますが。。。
実際にコンテンツの質を見てみよう
上記では自分にとっての理想のコンテンツを語ってしまいましたが、次に現実的なコンテンツの質を見ていきましょう。
具体的に読んで比べられるように「僕」「素人1」「素人2」の3人が書いた文章を下記に載せています。記事のお題は「中古ドメインの見つけ方」としました。
多分読者の多くがアフィリエイトを知っている方なのでマニアックなお題にしてみました。素人1、素人2はアフィリエイトに関係ないスタッフに書いてもらいました。
※本当はクラウド系のタスクで集めたかったのですが、内容がマニアック過ぎたのか誰も書いてくれなかったです涙。300円で400文字っていう内容が安かったのかな。。。
【1つ目の記事】
ホームページを立ち上げる際、SEO対策で中古ドメインを利用する人も多いと思います。今回は、いい中古ドメインの見付け方について紹介しましょう。
手っ取り早く中古ドメインを手に入れるには、中古ドメイン業者から購入するのが一番早いですが、偽装ドメインなどでお金のムダになってしまう場合もあるため、自分で探すのが一番です。
自分で探すとなると、ドメインへのリンクをチェックする必要があります。ファイヤーフォックスのアドオンでリンクチェッカーがありますが、これは便利なのでお勧めです。
リンクチェッカー ttps://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/linkchecker/
リンクはこれでチェックしますが、じゃあどこから中古ドメインを探せばいいのかと言いますと、巨大なリンク集を持ったサイトから1つ1つ探していきます。 たとえば「とらのあな」というサイトを知っていますか?
とらのあなのリンク集 ttp://www.toranoana.jp/link/aa_ban.html
【2つ目の記事】
中古ドメインの取得方法は私が知る限りでは3つある。
1つ目は自分で探す方法。古くから運営されているサイトのリンク集やWikipediaの外部リンクの項目を探しつづけたり、ツールを使い、永遠とリンク切れを探していく方法がある。
2つ目はドロップキャッチする方法。
ドメインが失効し、再取得できる時間にタイミングよく購入する方法。ただ、いいドメインはドメインハンター達が世界中から狙っているのでなかなか厳しいとは思います。JPドメインなど海外の人では取れないものだと少しは取りやすくはなります。
3つ目は専門業者から購入する方法。
日本・海外にいる専門業者から購入する方法で国内で一番有名なのが合言葉「火曜日」の所で、他にもVALUE DOMAINなどでも個人間の中古ドメイン売買が行われている。世界ではnamejetなどのバックオーダー会社が有名ですが、世界中の猛者とオークション形式で戦うため、費用対効果の合わない高額ドメインを掴んでしまう場合もある。
【3つ目の記事】
価値のある中古ドメインを探すには、まずネットで数あるサイトを訪問し、リンクの切れたページを見つけましょう。そのリンク先は中古ドメインである可能性が高いのです。それらのドメインをある程度集め、お名前.comやバリュードメインといったドメインの管理サイトで取得ができるかどうかを確認しましょう。
また、レジストラによっては中古ドメインを開示している場合もあります。そこで期限切れドメイン(Deleted Domain)とされているものはレジストラで取得が可能です。
中古ドメインを選ぶ基準として、安全なドメインであるかどうかは最も重要です。
まずは中古ドメインの被リンク元を重視してください。信頼性のあるリンク元でなければ意味はありません。よって、以前にどのようなサイトを運営していたかその履歴もチェックし、その際、過去にGoogleより手動ペナルティを受けたかどうかを判断することはとても重要です。
また、ウイルスの拡散や、スパム行為を行っていた悪質なドメインでないことを必ず確認してください。
3つ読んで頂いた中でどれが一番濃い内容でしたでしょうか?ちなみに僕が書いたのは2番目となります。
他の記事、特に3番目の内容はなかなか濃い記事の雰囲気があります。 どの記事もある程度まともな記事だと思います。
ただgoogleはこの3つの記事に順位付けをします。その時の指標としてお題と関連するキーワードがどれぐらいあるのかに着目して今回の3記事を見ていきましょう。
実際に中古ドメインに関連する単語を抜き出して並べてみます。
1番目の記事(3個)
- 中古ドメイン業者
- 偽装ドメイン
- リンク集
2番目の記事(10個)
- リンク集
- Wikipediaの外部リンク
- ドロップキャッチ
- ドメインが失効
- JPドメイン
- VALUE DOMAIN
- namejet
- バックオーダー会社
- オークション形式
- 高額ドメイン
3番目の記事(8個)
- リンクの切れたページ
- お名前.com
- バリュードメイン
- レジストラ
- Deleted Domain
- 被リンク元
- 手動ペナルティ
- 悪質なドメイン
実際に「中古ドメインの見つけ方」というお題の中で関連がありそうなキーワードを抽出すると上記のようになります。
一応中古ドメインにはそこそこ詳しい自分が書いたものはそれなりに専門用語が入っています。アフィリエイターでも知らないよっていう単語もあるかと思います。
このようにそのお題に対してどれだけその業界の人しか知らない単語が使われているかどうかがGoogleが言うコンテンツの質に該当するのではないかと思っています。
やはりプロに頼むしか無いのか?
多分ここまでの話は当たり前、普通のことを言っているので「はいはい」って感じですよね汗
プロに頼まずにイイ記事とgoogleに評価される方法として、最近言われている文字数の多いコンテンツが出てくるわけです。
最近やけに文字数多いサイト増えたなって印象ありませんか? これは上記の流れを汲んでいると個人的に思っています。
例えば「中古ドメインの見つけ方」について6000文字で10万円払いますってランサーズやクラウドワークスに依頼したとします。
知識がなくてもこの単価なら書いてくれる人って沢山いるわけです。
ただ、6000文字ってすごいボリュームなので徹底的に調べ尽くさなきゃ書けません。
例えば、ドロップキャッチの流れとかは当然のこと、世界のドロップキャッチ業者を全部探したり、中古ドメインの市場規模なんかも世界の文献から調べないと書くのは厳しいかもしれません。
それで出来上がった記事は関連性の高い単語が恐ろしく出てきますよね。僕が書いた記事だと400文字で10個だったので素人が書いたとしても100個以上は出てくると思います。
その場合、どのコンテンツが一番に表示されるかは明白ですよね?ってことです。
※何度も言いますが、記事の内容以外は全て同じだったと仮定した話をしています。
文字数が多ければいいのか議論
そこで次にでてくるのが文字数が多ければそれでいいのか。そもそもそれはユーザーの為になっているのか。っていう部分がツッコミどころかと思います。
悩みが深い人はその記事が1万文字でも読むので300文字がユーザーに読みやすいとか1万文字は長すぎるとか関係ありません。
悩みが深い、興味が非常にある事柄については「何が何でも知りたい」わけなので。
実際に尿酸値の高い僕は医者が書いたマニアックな記事や尿酸値の高い人がいかにして数字を下げたのかという記事は文字数に関係なく徹底的に読みました。ちなみに僕の尿酸値は9.3です。。。
話が飛びますが、当サイトは「アフィリエイト戦記」というタイトルの通り、いかにしてアフィリエイトでうまく収益を立てるかがメインテーマなので 文字数が多い記事=お金や時間がかかる っていう部分は非常にひかかる部分ではあります。
1万文字で考えると、1000文字で10記事かけば10テーマに接する記事ができますが、1万文字1記事だと1テーマにしか触れません。
1万文字1記事で1テーマを超深掘りした時間や費用が収益に見合うかどうかという問題が生まれます。 さらには文字数が多ければ深い悩みの人しか読まないので一番下に広告を配置しても深い悩みの人以外の目には触れません。
広告の質が良くて悩みの浅い人にも売れる広告の場合には売上を下げる原因ともなります。
ソーシャルを含む外部リンクを獲得できるかどうか
ただ、売上のことだけを考えるのではなく、外部リンクをいかにして獲得できるかも加味しなければいけません。
その中で考えるべきことは
- ソーシャルで拡散する起点をもっているかどうか(TwitterやFBなど)
- その記事は拡散されやすいジャンルのものか(アダルト等は厳しい)
- その記事以外にキャッシュポイントの記事があるかどうか
この3点を考えた上で戦略を立てるのがベストです。
誰もが唸るようなマニアックな深い記事を書いて、たとえソーシャルの起点がなかったとしてもGoogleに認めてもらい、検索上位に来た時に読者が何かしら外部リンクをつけてくれるか。
外部リンクがついた結果、全体のドメインの質が上昇し、他の記事も上位にきて、その結果、売上につながる流れの有無。
これを踏まえて高い質のコンテンツ(プロに頼むのもよし、長い記事でもOK)を書くのがアフィリエイトでは一番いいかなと個人的には思います。
売上までを考えた戦略が必須
例えば今回のお題のように「中古ドメイン」の内容であればプロの自分なら1,000文字で素人の1万文字の価値のある記事が書けます。
そして、この記事で売上をあげようと考え、記事の最後に中古ドメインツールのバナーを設置したとします。このツールは神ツールで購入率100%と仮定します。
この記事を見に来た読者は興味関心レベルが低くても1000文字ぐらいなら読んでくれます。短気な人でもまぁ読んでくれるでしょう。
そして広告を見てコンバージョン。売上に。 次にプロに勝てるように中古ドメインを知らない外注さんに1万文字で依頼した場合、もちろんgoogleにはプロの1000文字と同様に良い評価を受けたとします。
ですが、1万文字を読破してくれる人は相当悩みが深かったり、興味関心が深い人、もしくは気の長い人じゃないと読んでくれません。
その結果、CV率100%の広告を見てくれる人は1000文字のプロ記事と比べるとかなり減るわけです。
売上は欲しいし、素人に依頼してプロレベルの記事だと認識されたい。これって結構相反しているんじゃないかなと自分が実際に体験したことなので書いておきます。
コンテンツに焦点を当てた上でいい結果を出すためには
自分で記事を書く場合には事前にそのジャンルの事をしっかりと勉強したほうがいいです。
その結果、専門用語なども学べてムダな間延びした記事を書かなくても済むからです。
本来プロなら2000文字で完結する内容で素人が6000文字かかなきゃ勝てない場合には3000文字ぐらいでプロと戦える知識をつけるとベストです。
最初に勉強するのって時間のムダって思うかもしれませんが、結局は記事を書く時短にも繋がる上、コスパも圧倒的にいいです。
外注化する場合には過去に同じジャンルを書いたことある人にお願いするのもありですが、勉強せずに適当に記事を書いている人もいるのでしっかり記事内容は見たほうがいいです。
一番のベストはその業界にいたことがある人、もしくはいる人にお願いすることです。
もし、外注さんに該当する人がいない場合には、言い方は悪いのですが、学歴で選んだほうがいいです。というのも勉強する、知識を貯めるという行為が得意な人が多いからです。
特に外注化する場合には文字単価でお金を払うケースが多いと思うので、濃い記事を書いてもらい文字数を減らすことは必須となります。
濃い記事を書いてくれる外注さんを見つける方法
上記にも言いましたが、一番いいのはその業界にいた人、いる人にお願いすることです。ただそんな都合良くは見つかりませんよね。。
そこでそのジャンル素人の外注さんにお願いすると想定した話をします。
基本的には最初に見せたような形で同じお題で文字数を指定して記事を書いてもらうことです。
何も知らない人でもある程度は調べて記事を書いてくれます。
この「ある程度」っていうのが肝で、調べたことをどれだけ自分の中に落とし込めているかが重要なわけです。
そしてこの記事の中段で具体例を出した「中古ドメインの3つの記事」のように、外注さんに依頼した文章から関連性の高いキーワードをピックアップしていきます。
この方法ってものすごく客観的にその人の知識の落とし込みレベルを見れますし、外注さん選びや報酬単価を決める指標にもできます。
もしあなたもそのジャンルの事を勉強して知識がある程度あるなら、外注さんと同じ条件で記事を書いてみてください。
自分の知識量でどれぐらいの関連ワードが含まれているかを指標にして単価を決めていくのもいいかと思います。
僕はお恥ずかしいことに何も勉強せずに外注さんに依頼して「この人の記事なんか微妙。」と感覚値だけで評価していた苦い思い出があります。。。
記事の評価基準は明確にしたほうがイイ
アフィリエイターだとどうしても最終的に売上につながる記事を作らなければ意味がありません。
雰囲気が良く、読みやすい文章も大事ですが、売上につながる、ユーザーにもGoogleにも好かれるものでないと意味が無いんです。
シビアな文字の世界で戦っていることは忘れないようにしています。
だからこそ、どの外注さんがいいのかという評価は客観的に、誰がやってもあまりブレないように上記の方法でしています。
この評価基準が優れているのかどうかはわかりません。
ただ僕が考えるコンテンツの質の評価基準の1つが、「テーマと記事内の関連キーワードのボリューム」なのでこのような形となっています。
何を基準にコンテンツの質を判断するかは人それぞれだと思いますが、昔の僕みたいに「なんとなく」という感覚値で記事を評価していくとブレることが多くなってしまいます。。。
コンテンツの質まとめ
最強はやはりプロに書いてもらうのが一番。
文字数だって端的でわかりやすいのが最強。でもそんなのなかなか厳しいんです。
だからこそ、プロに負けないように情熱的な気合の入った記事を作っていきたいし、気合いが伝われば必ず喜んで読んでくれる人はいますし、Googleも良い評価をしてくれます。
↑ではコンテンツの長さやら売上がなんちゃら…って色々書きましたが、結局はどれだけサイトに愛情を注げたかが大事ってことで丸く収めさせてくださいm(__)m
追伸:この記事を書いていたら外注化の考え方など色んなところには脱線しすぎてその修正だけで3時間かかりました。。また外注化の考えは別途書きます。