アフィリエイト戦記

アフィリエイトをやっている中で自分が経験したことを書いていきます。

外注さんの辞退率60%超を大幅改善できた具体的な方法と考え方

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どもです、水野です。

いい外注さんを見つけたけどすぐに辞められてしまった。って出来事ありませんか?素敵な外注さん(僕の場合はライターさん)を見つけたのに数ヶ月で辞めでしまう現象に少し前まで悩んでいました。

この記事ではそんな悲惨な状態から外注さんの離職率といいますか、辞退率が限りなく下がった話になります。まだ外注さんはいないよという方や外注化に興味がない方でもWEBだからこそ起きてしまう問題点を知っておくといいかもしれません。

ちなみに一番辞退率が高かったときには僕がいいね!と思った外注さんの60%以上が辞めていました。

良い外注さんが辞めないための話をする前に、仕事内容が良くない外注さんのパターンを洗い出してみました。いい外注さんに仕事を続けてもらい、ダメな外注さんを早い段階で把握しておくことが外注化戦略で非常に重要になってきます。

外注先の選定で失敗しないために見るべきポイント

これはあくまで僕の経験(募集も含めると1000人以上は見てきたと思います。)ですのですべてが当てはまるわけではありませんが、信用性は高いかと思います。

仕事の内容ではなく、単価の話ばかりが先行する人

こういう方は高い確率で途中で仕事を放り投げてしまい、連絡も取れなくなる方が多いです。ほぼ100%に近いと言っても過言ではありません。

依頼詳細には1記事いくらだったり、文字単価が明確に記載されているにもかかわらず、単価の話や単価アップの話をしてくる方は要注意です。もちろん単価を上げてほしいっていうのはわかります。

逆の立場でも思いますから。ただ、取引もしていない状態で単価アップの条件ばかりに固執する人は、すぐに辞退連絡や仕事を完了する前に高い単価のところに移ってしまい、仕事への責任感がない方が多いです。

僕の場合にはこのパターンがきた時点で重要な案件は渡さず、重要度の低いものを渡すようにしています。仕事の内容も雑な場合が多いので。重要度別で案件を分けておくとこういう場合にも仕事を無駄なく依頼できるので便利ですよ。

パソコンの基本的操作を聞く人はパソコン教室化しやすい

あくまでも商売人同士での取引のはずが、なぜか知らないことをすぐに聞いてくる人がいます。もちろん仕事上のわからないことであればまだいいのですが、ワードの使い方やExcelの使い方などを聞いてくる場合にはすぐに依頼を取り下げるようにしています。

業者間の取引のはずが、仕事のお手伝い感覚になっているパターンです。フリーランス(法人も含む)で仕事を受注した以上、自分で調べて解決していくのが当然です。

「わからないから教えて」のパターンは仕事も適当な場合が多いので泥沼化する前に「ごめんなさい」しています。

「そんなことは禁止事項に書いてなかった」という人は危険

過去に強烈な印象があった事例として、すべての文章をひらがなで納品してきたことがあります。その案件は文字単価で払っていたので、文字数稼ぎですね。さすがに漢字にしたほうがいいところは常識の範囲でお願いしたいですと伝えました。

ただ先方の言い分としては「コピペやリライトはダメって書いてあったけど、ひらがなで書いてダメとは書いていなかった」と言われました。確かに書いていませんでしたのでやりとりの工数がべらぼうに増えるのを懸念してお支払いをして一旦収束しました。

その後やめるのかな?と思ったら辞めないので、「ひらがなで全部書くのは禁止」と禁止事項に追記したところ全部カタカナで来たのでその時点で絶望感を覚え、それ以降依頼しなくしました。

それ以降、非常識な範囲の納品をしてきた方や、「禁止事項になかったので」「禁止事項を見落としていました」というパターンの人とは取引をしないようになりました。

どんなこともちゃんと伝えればわかってもられると思って生きてきましたが、そうではない場合もあるというのを痛感しました。

納期前に遅延報告もできない人はダメ

納期を守らない人を多くみてきましたが、総じて仕事内容はいまいちでした。

僕の納期の依頼の仕方は少し変わっていて、「本人が決める予定納期」というスタイルをとっています。どういうことかといいますと、「自分で納期を決めてくださいね」というものです。

依頼案件を見てもらって、その内容をこなせる納期を自己申告でしてもらいます。基本的にライティング案件以外も仕事を外注化する場合にはこのような形をとっています。

依頼主が納期を決めるよりも、外注さんが自分のスケジュールを加味しながら納期を決められたほうが仕事がしやすいのと、その人がどれぐらいの責任感を持ってこちらの仕事をこなしてくれるかがわかるからです。

予定納期にプラスして、納期の前日までなら納期延長も受け付ける形をとっています。にもかかわらず、事前報告もなく、納期にも間に合わない人が一定数います。

こういう方には重要な案件や、その後の仕事は依頼しないことが多いです。自分で決めたスケジュールを守れず、さらに事前に延期連絡することもできない方はどうしてもこちらの仕事への責任感が低いので、仕事内容も雑になっているため。

イイ外注さんを見つけるには基準を設けることが大事

上記のような外注さんは、納品物も低品質なことがほぼ100%といっても過言ではありません。なぜこの外注さんは辞めてしまったのか、そしてこの外注さんはどんな人だったのかをしっかりと統計をとり、その後の外注さんの足切りラインを作ったりしています。

ダメな外注さんをイイ外注さんに育て上げるのは、恐ろしくストレスも貯まりますし、時間も鬼のように消耗されていきます。ですので、あくまでもイイ外注さんをよりよくしていくほうにシフトしていかないと、外注化したのになぜか求めているレベルの記事がこない、自分の時間を消耗してしまい、納品された記事をサイト化できないという現象が起こります。

なので無駄な労力と時間を費やさないように「足切りテスト」を行うことは必須となります。足切りの対象になる人は、最初の取引で70%ぐらいは見つかります。

ですので1回目の取引は「報酬も発生するトライアルテスト」という形にして、納品物の分は支払いはしますが、「テストには不合格」という通知をして終了としています。

冷たい対応のように見えますが、あくまでも商売人同士の取引であり、こちら側にとって依頼価値があるかどうか、というシビアな目で見ていかないと逆に無駄な時間とお金を費やすことになってしまうからです。

この部分の「足切りラインの設定」があるかないかっていうのは、かなり重要に感じます。自分の気分によって判断基準がぶれてしまったりするので、きちんとしたルール化は必須です。

外注さんがやっと見つかったから大事にしようという考えのせいで、以前より時間も利益も減る、なんてことは往々にしてありえます。僕がそうだったので滝汗

そしてこのラインをクリアした外注さんは本当に求めていた方々になるわけです。次に困ったことが、求めていたライターさんが辞めてしまう現象が次には頻発するようになりました。そしてどのようにの「良い外注さん」の辞退率を下げることができたのかを話していきます。

仕事のできる外注さんに仕事を続けてもらうポイント

納期はしっかりと守ってくれて、こちらの意図も理解してくれる外注さんにやっと出会えたのになんと数ヶ月で辞めてしまった・・・っていう経験のある方、いるかと思います。

どうすれば長く続けてもらえるのかを僕の経験上、お伝えしていきます。

テンプレート化した文章のやりとりは絶対にダメ

外注さんが数人であればいいのですが、だんだんと増えてきたとします。その場合、どうしても

  • 依頼
  • 納期の確認
  • 途中経過の確認
  • 納品物チェック
  • 納品完了
  • 次の依頼

上記のパターン化した工程に対してテンプレート化した文章を効率化のために送る場合って多々あると思います。僕もテンプレート化したものをコピペして返答していました。

もちろんテンプレート化した文章を使うべきではあるんです。ただ文末にたった一言でいいので

      「最近暑いのでご自愛ください。」

      「台風が直撃したとニュースでみましたが大丈夫でしょうか?」

      「愛知県は猛暑ですが、北海道は涼しそうで羨ましいです^^」

などの相手を思いやる気持ちや世間話を付け加えるだけで、こちらの人間味も伝わり、血の通ったやりとりになります。というのも、メールだけのやりとりですと、どうしても機械的になり、雑な人間関係になってしまうからです。

文字だけのやりとりになってしまうと、会って仕事を依頼するよりは確実に辞める率が高くなります。ですので少しでもこちら側の人間味を伝えるというのは重要なことかと思います。

感謝の気持ちをしっかりと伝えること

報酬を払っているわけだから感謝の気持ちを伝える必要はない。という考えもあるかもしれません。

ただ、感謝の気持ちをダイレクトに伝えると、とても喜んでくれ、さらにがんばってくれるようになります。この感謝の部分も当然テンプレート的なものを使ってはダメです。少し仲良くなった人であれば、この感謝の部分に顔文字を使ったり、砕けた表現で感謝を伝えるとより相手に伝わります。

例えば

  • 内容がまとまった素敵な文章を納品いただけ、助かっておりますm(__)m
  • Aさんの文章を読むことがいつも楽しみなので納品頂け嬉しいです^^
  • 数ヶ月前の記事と較べてさらに文章力がアップしていますね!

こんな感じでその記事に対して本当に感じたことを送るようにしています。できる外注さんの場合、褒める部分に困ることはあまりないので、心から感謝の気持ちを伝えられるわけです。

そしてなるべく、「納品ありがとうございました。」のような当たり前の表現は使いません。「ありがとうございます」というのは多くの依頼主から言われ慣れていますし、定型文の大御所なので、心が「ルンルン♪」となるような褒め言葉とは言えません。

なるべく良かったところを具体的に伝えて、こちらが喜んでいることを相手に感じてもらえる文章を付け加えると、外注さんにも文章越しに伝わり、非常に効果的です。

できる外注さんは報酬だけではなく、仕事へのやりがいという点もかなり重要視されていることが多いです。ですのでお金だけ払っていればいいでしょ、という考え方で接すると突然辞めてしまうことが往々にしてあります。

仕事へのやりがい=感謝だと僕は思っているので、この部分がしっかりとできていないと辞退率は一向に下がらないのは当然と言えば当然です。

頑張ってイイ結果だしても「仕事だから当たり前」と言って褒めてくれない上司だったらすごいやる気は下がりますよね。それと同じです。

上記を意識して、感謝の気持ちをしっかりと伝えることを重要視してから、辞退率を大幅に下げることができました。

定期的に電話連絡をすると人間関係が強固に築かれる

外注さんとのやりとりはメールなどの文章だけという方も多いと思います。騙されたと思って一度電話してみてください。例えば、どれだけ文章で一生懸命熱意や感謝を伝えても1本の電話での感謝には遠く及ばないからです。

※電話は嫌!っていう外注さんも中にはいますので、「電話でお仕事のことお話できますか?」と聞いて「NG」な場合にはやめておくのが得策です。

メラビアンの法則

感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。この割合から「7-38-55のルール」とも言われる。

メラビアンの法則 - Wikipedia

人は話し方や見た目で、印象が違うと言われる元となったメラビアンの法則。もし何かしら外注さんに嫌な思いをさせてしまった場合、メールで謝るよりも絶対に電話で謝罪したほうが印象はよくなるわけです。もちろん会って謝ったほうが一番いい印象を持ってもらえます。

例えば単価が合わなかった場合にもメールでやりとりするよりも「一度電話で話したいのでよろしいでしょうか?」と確認して話していると、意外にも単価を譲ってくれることなんかもあるわけです。こういう古風かもしれませんが、人間らしさを重視したコミュニケーションがないと単価が少し高い仕事を見つけるとすぐにそちらに動かれてしまうわけです。

単価や仕事内容とは別のプラスαとなるものとして、電話でのやりとりを定期的に挟むことはとても効果があります。ちなみに現在でも継続して電話でのコミュニケーションをとっています。

そしてあくまでも電話するときには「褒める(感謝する)」ことしかしません。メールで感謝するよりもいい印象をもってもらえるためです。メールで1万文字で褒めるよりも電話で1分褒めたほうが喜んでもらえますし、その後のポテンシャルも高まり、辞退率もぐんっと下がります。

何度もいいますが、電話では「褒める」オンリーにしたほうがいいです。褒める効果も高い分、駄目出しをするとメールよりもマイナスな印象を与えてしまうからです。この電話で褒めるという行動は一度試したことがない方はやってみてください。あ、「謝る」場合もありますね。

外注さんと人間的な部分も含めた本当の取引ができるようになります。

相手の姿が見えないからこそ人間臭さは出すべき

外注化をしていると顔を合わせた事がない相手だからか、言い方が冷たくなったり、雑になったり、返信が遅くなったりする現象が生まれます。※僕限定かもしれませんが…滝汗

ただ、そういう行為って対面したことがない分、オブラートにも包まれずダイレクトに相手に伝わります。相手と会っていれば「まぁたまにはミスするよね。」だったり「最近忙しいのかな?」なんて優しい気持ちも出てきますが、会っていない場合、そんな優しさは一切ありません。

会ったことがない方に仕事を依頼する場合、双方でこのオブラート無しのやりとりが始まるわけです。そして依頼主と外注さんとのパワーバランスを考えると、依頼主側のほうが実は弱いわけです。

一昔前であれば、在宅で仕事をしたい人が多くて、依頼主が強い時期もありました。ただその時期はとうの昔に終わっています。クラウド系の登場により、いくらでもいい仕事に乗り換えていけるわけです。

お金をたらふくもっている依頼主なんて腐るほどいます。ですので予算が限られている僕の場合には、人とは違ったアプローチをひたすら実践していくしかないわけです。

その結果、その都度しっかり相手の仕事を褒め、感謝の気持ちを伝える事と、電話での簡単なやりとりや褒めることを直接伝えることは非常に大事だと思っています。電話は最初の挨拶だけでも後々の取引に大きく影響してきますのでチャレンジしてみてください。

人の顔が見えない世界だからこそ、人間らしさをしっかりと相手に伝える努力は怠ってはいけないなと確信しております。

テンプレートの返信をしていたり、重要な外注さんだけでも一度電話連絡をしてみるとイイ事が確実にあります。何より僕ら側もこの方の為に仕事を作っていかなければ!という前向きな気持ちになりますし。

外注化で一番大事なことは、「人と人との繋がりを意識できるか」だと思います。自戒の念を込めて。

 

追伸:9月25日の夕方ぐらいから名古屋ナイト(名古屋で交流会)するのでアフィリエイターだったりSEO関連の人などよろしければ参加してね^^※締め切り近いので。

 

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